治療

1/3
46人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ

治療

すぐさま 吸入の処置をしていただく 『こんなになる迄ほっといちゃダメなんだから』 先生のいつものお言葉 頷きながら必死に吸入にすがる私 呼吸困難で苦しいのに病院くる為に動いたものだから もう私の気管支はもの凄い悲鳴をあげている 息も絶え絶え 吸うのもやっとなんだけど もうどんな姿勢とったって呼吸困難はMAXに。 ダメかも 超苦しい まだ楽になんないの? いつ?いつ? ゴメンナサイ次はもっと早い段階でくるからー ぐるぐる頭の中を思いが駆け巡る 吸入すること20分 その間 2本の皮下注射 聴診器あてる 先生 『おさまんないね』 『でもさっきよりいくらか』 必死に繕う私ー 苦しさはまだ続いてるけど さっきよりほんのすこーしだけ 本当にちょっとだけ楽にはなってるし でもこんな重症発作、先生は見過ごす訳にいかないんだよね このまま 。 『次点滴するけどおさまんないなら入院だから、吸入も時間開けてやってくけど・・ふっ覚悟だな』 でた。 また脅されたよ あの顔のニンマリには参るね まっこの先生とはもう20年近くだし いつもの事だけどね。 点滴にうつる サーチレーション数値は『85』 血液中の酸素濃度の事 正常ならば『97』前後だから いかに肺に新鮮な空気がないかがわかる 血圧 上(忘れた) 下78 いつもこんなもんだからこれは重要外だよね。 手の甲に針をさす が、もう少しで点滴の液がなくなるであろうとこで 漏れてる事に気がつく 痛いかも でもあと少しだしなあ でもやっぱ痛い 『すいません針が外れてるみたいで・・す』 と、急にもの凄い吐き気に襲われて・・・・・・ あーぁこれも辛いんだよなあ →
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!