捨て猫?いいえ幼女です

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    「事情はだいたいわかりました。その……養子ということで引き取っても大丈夫でしたら、美雨ちゃんを預からせてもらいます!」     「え、本当ですか!?」     「はい。でもあくまでも預かるだけです。もし美雨ちゃんのお母さんが精神的に良好な状態になったら俺に伝えてください美雨ちゃんはお母さんの元にお返ししますので。」     なんか返すって言葉おかしいような……まあ内容が伝わればいいか     「あの、本当にありがとうございます!!」     「あと1億円はいりません。美雨ちゃんの生活に必要な金額だけ毎月いただきますので」   別に金目当てで美雨ちゃんを引き取るわけではない、だからこその選択だ。     「本当にありがとうございます。実はお金に目が眩んで美雨を見捨てるんじゃないかなって心配してたんですよ!あとあの手紙私が書いたんですよ。意外と手が込んでるでしょ」     今度は笑っている、喜怒哀楽が激しい人だな……     「というか何で段ボールに入ってたんですか?」     「え、何か段ボールに入ってたら捨て猫みたいで可愛いじゃないですか?」     は?意味がよく……というかこの人は天然なんだろうか……     「では明日仕事が休みなのでこちらに来てもらえますか?名前と住所…あっ住所はわかるか」     このあと名前と電話番号を伝えて電話を切った。     「ふぅ……これでよかったのかな……」     美雨ちゃんは疲れていたのかもう寝ていた。     「とりあえず俺のベッドに寝かせるか」   このあと一緒にベッドで寝るわけにはいかないので、俺はソファーで眠りにつくことにした。  
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