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マーガリンとイチゴジャムを塗りたくったパンと牛乳を美雨ちゃんに渡し、コーヒーを啜る。
ちなみに俺はブラック派だ。どうでもいいけど……
「あ、美雨ちゃん、口にジャムがついてるよ。」
「あ、ほんとだー!」
少し恥ずかしい気もしたが、美雨ちゃんの口についたイチゴジャムを取って自分の口にもっていく。
というか、朝からテンションが高いな。まあ普段1人寂しく飯を食べてる訳だから賑やかなのは嬉しいことだけど
「そうだ。今日はおねえさんが家に来るからね」
「え?有紀おねーちゃん来るの?」
嬉しそうに美雨ちゃんは答える。本当に美雨ちゃんはあの人に可愛がられてたんだな。
というかあの人は有紀さんっていう名前だったんだ。
「そうだよ。もうすぐ電話がかかってくるかな?」
朝飯を食べ終え、美雨ちゃんには俺が持っていた予備の歯ブラシを渡し、俺は朝使った皿を洗うことにした。
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