1人目の客

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「どうぞ。かけてください。」 「は、はい。」 女性が先にイスに座ると畄花も座った。 「それで?ご用件は?」 「願いが叶うとゆうのは本当ですか?」 「願いが叶うとは限りません。ですが、叶う可能性もあります。」 「は、はい。実は」 「旦那さんの浮気についてですか?」 「は、はい。えっ!どうしてわかったの!?」 「フフフ。勘ですよ。商売上だいたいわかるだけです。」 「な、なんだ。ビックリした。」 女性は驚きのあまりに立った腰を再びイスにおろした。 「それで?」 「夫が憎い!だけど、別れたくない。どうしたらいんでしょうか?」 女性は泣きながら訴えた。
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