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✨エド✨…輪廻の悪夢…
「母さんッッ!!母さん!」
―――ここは?
――――また夢か…
横には小さい頃の俺が母さんの名前を必死に呼続けている。
その視線の先には母さんなんていないのに… 。
つづくのは無の空間。
―――回りが見えていない。
あの頃は必死だった。母さんが戻ってくると信じて必死に錬金術の勉強をした。俺の視界にうつっていたはのアルと母さんだけ。それだけだった。
いつもここまでくると無の空間だった部屋が真っ赤に染まる。そう…黒々しい赤色…。。
そして横に目を向けるといるのは右手左足がなく、血が流れだしている俺の姿。
「………ッッ//]
吐き気がする…。トラウマか?気持ち悪い。苦しい。息ができない。。
逃げたい…出たい…見たくない…離れたい…聞きたくない…。
―――ダメだ。
受け入れなければ。すべてを。これが自分の犯した罪。忘れてはならない傷なのだから。
「兄さ…ん?」
「―――っはあはぁ。。」
いつも悪夢はここまで。これは俺達が元の体に戻るまで続くんだろう…。
罪の跡が消えるまで……
そう…輪廻のように…
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