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4月、愛李は高校生になった。
入学式、学校に早く着きすぎて桜の木が並ぶ校庭に立ち寄った。
「わあ、すごい綺麗…。こんなにたくさん花び…?!」
男の子が・・・寝てる?!
「こんな所で寝るなんて…。頭に桜いっぱい乗せてる」
寝顔があまりにきれいで見とれてしまい
つい、頭に乗った桜の花びらに手を伸ばしてしまった…
!!?
男の子「うぅん…??」
「・・・!」
男の子「だれ…??」
「あの…えっと…」
男の子「・・・??」
「これは夢!!夢ですよぉぉぉぉ!!…」
そう言いながら走り去って行く愛李。
「絶対変な人だと思われた…どうしよう…」
恥ずかしくなった愛李は自分のクラスを確認し逃げるように教室へ走って行った。
男の子「・・・。ゆめ??なのか??って…やばい!!俺寝てたのか?!」
頭の桜を払い、クラスを確認し教室へ急ぐ少年。
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