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パパァー
「あっ!!しょうチャンの車だっ!!」
そう言って車から降りる
「コイツげん」
しょうチャンが紹介する。
「どーもってんチャンだよね??翔太から話しは聞いてるよ。
おれげんチャンて呼ばれてるから」
そう言ってニコっと笑うと目が細くなってたれた。
紹介を受けて笑う彼は,左耳のピアスが印象的で,笑顔がすっごくひとなつっこい人だった
「げんチャン??よろしく!!
あっ,こちらさち」
どーもどーも
って雰囲気で4人で円になって話す。
初めて会う連れ同士のこの流れにも慣れた。
最初は知らない男の子といきなり遊ぶことなんて出来なかったのに
成長したもんだ。
この時のあたしは
まさかこの出逢いが
自分のこれからに大きく影響していくなんて思ってもいなかった。
いつものよ-に機会があればまた遊ぶし
縁があればどっかでまた会える
いつもの関係に収まると思ってた。
夏の始め
蝉の声を鬱陶しいと思うようになった季節だった
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