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こんな風に心の中を諦めの念でいっぱいにして思考の海から帰ってくると、国木田の弁当は卵焼きどころかクリーンナップに君臨していたハンバーグすら谷口に取られていたようだった。もはや国木田の弁当には下位打線の里芋と人参の煮物しか残っていない。
「うぅ…酷いや谷口…」
「…ほんろはら…ムグほれに……ムグムグははらわないほろはらムグ」
何を言ってるかわからんし気持ち悪いからちゃんと飲み込んでから話せよ。
国木田も、こんなやつ殴ってでも止めればいいだろ？
「はぁ…。うん、今度からはそうするよ。」
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