†第12章†

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玲「…で俺達は何をすればいいんだ?」 光夜「とりあえず…しばらくはいつもどおりに生活してくれ…」 翠「いつもどおりに?」 美玖「うん…。ただ…蜜柑から目を離さないで…」 光夜「蜜柑は傷つきやすい…だから…支えないとくずれてしまう…」 玲・翠「……」 玲と翠那は光夜の言葉に納得した。 蜜柑は強い。大切な人は自分を犠牲にしてまで守る。だから…支えを失うとくずれてしまう弱さもある。 玲と翠那もそのことはよく理解していたので美玖と光夜に静かに頷いた。 美玖「じゃあ…そろそろ戻ろう…」 光夜「あぁ…」 翠「広田君…また…」 玲「あぁ…」 美玖達は部屋から出て行った。
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