†第14章†

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蜜柑「美玖のアリスって…」 美玖「修復のアリス…。このアリスは物だけではなくて記憶も修復することができるの…」 蜜柑「そんなアリスが…」 光夜「このアリスは珍しいから…」 美玖「このアリスのことがバレたら利用されると思って黙ってたの…」 美玖は悲しげに呟いた。 光「……」 蜜柑「たしかに…久遠寺校長にバレたら間違いなく利用されるだろうね…」 美玖「うん…」 光「あの…私のいるところでよかったんですか…?」 蜜柑「光…」 美玖「うん…。谷山さんは信じても大丈夫だと思ったの…」 光「……」 光夜「……。蜜柑…いいか…?」 蜜柑「お願い…」 光夜「わかった…。美玖…」 美玖「うん…」 美玖は蜜柑の額に手をおいた。
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