道
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少女は歩く 冷たい雨を吸った 長い髪の重たさを忘れて 感覚のない 爪先の痛みも忘れて ただ闇雲に歩いていく 横切る軽自動車 どうせ 真っ直ぐ引かれた道しか 見ていないから 泥を散らかしていく どこの誰が その泥を浴びたって 構いやしない 仕方がないから 世界は汚いものが はびこっている 純粋なものは 汚れなきゃならない 耐えきれず もがきながら 堕ちてゆく
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