第三話

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やっとマンションに帰ってきた。なんか疲れたなー 蘭は今、与えられた部屋で荷物の片付けをしてる。部屋が狭い、何も無いとか文句言ってるんだろうな、はぁ~ あれでも蘭が来るからって、ベッドと机新調したんだぜ! 俺頑張ったよ、誰も褒めてくれないけど……… 蘭は時間かかりそうだし、先にお風呂入っちゃおう。 湯舟にゆっくり浸かってると、蘭の事が頭を過ぎった。 駐車場から、 ヒヨコみたいにちょこまかちょこまかついて来る蘭が余りにも可愛くてつい爆笑しちゃった。 あいつ、からかうと面白いよな、 そうだ、小動物も入れて四つの蘭が見れた。これからまたどんな蘭が見れるんだろう、なんか楽しみになってきた………思わず頬が緩む。 ハッ、俺なにを考えてるんだろう、これじゃまるで……… イヤ、もう考えるのやめよう。俺らしくない。多分疲れてるだけだ。 さぁて、そろそろ上がって親父に電話しなくちゃ、待ってるんだろうな。
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