第三話

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与えられた部屋にはシングルベッドに机、壁に備え付けたクロゼットしかない。 亮曰く8畳?らしい。そんなに広くは無いけど、物がないからまだマシ。 ダメダメ!文句言っちゃダメ!お世話になる身なんだから、贅沢は言えない。 ぶつぶつ言いながらも荷物の片付けを終わらして、リビングに行くと、 亮はシャワーを浴びたのか、Tシャツに半ズボンで濡れた髪をタオルでワシャワシャ拭いてた。 うっ! イケメンは何やらしても様になるけど、目のやり所に困る。未だ三月だよ、寒く無いの?何でそんなにも露出多いわけ!? 私に気づいたのか、亮がこっちを向いた。 『よ、片付け終わった?なら風呂入っとけ、温まるから。』 『うん、ありがとう』 出来るだけ目を合わさずにそそくさ風呂に向かった。
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