10人が本棚に入れています
本棚に追加
バタンッ!
トアが閉まる音でハッと我にかえった。ヤバッ、俺何してるんだ!
逆上せたのか、ほんのりピンク色に染まった頬、シルクのバジャマの襟から覗くこれまたうっすらピンク色の肌、と微妙に透けてる…………………っおぃ!
『バカ』
『っごめんなさい………』
ヤバッ、声漏れちゃった!声のするほうに振り向くと、そこにはバジャマの上からクリーム色のカーディガンを羽織った蘭が、申し訳なさそうに俯いて立っていた。
『あ、いや…ごめん…そ、そうだ。紅茶でいいか?』
『…うん』
『とりあえず座ってろ。色々話もあるし…』
焦ったぁ…あれわざっとじゃないにしろ、これから大丈夫なのか?…天然?小悪魔?…こいつと二年間も一緒に暮らすの?俺もつだろうか…そのうち勝手に出て行ったりして……
っ、そういえば昼間なんか変な事言ってたな。帰るとか帰らないとか。はぁ… 問題は山ほどあるな。
最初のコメントを投稿しよう!