第四話

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眩しい朝日で、目が覚めた。 昨日は結局日付が変わってやっと眠りについた。色々考え過ぎて、頭から溢れ出ちゃいそう。 まだボーとする頭で時計を見ると、っ8時過ぎてる。 そろそろ起きないとまずいよね? 適当に着替えてリビングに行くと、亮がソファーでタバコ吹かしながら新聞を読んでいた。 随分集中してる様で、後ろに立ってても気付かない。 そっと覗き込んで見ると、当たり前だけど日本語だ。 読め無いことも無いけど、半分は理解できない、ふぅん 『微妙ぉ~』 急に後ろから声が聞こえたせいか『ひぃ!』という引きずった声が聞こえた。 『はは、変な声、おはよう』 『ふぅ…おはよう。 それよりいきなり微妙って何だよ、微妙って!』 ちょっと怒ってる? 『あ~その新聞、微妙に読めたの!』 亮がもってる新聞を指差しながら、自慢げにいいのけた。 『ちょうど良かった。今日からは出来るだけ、日本語使うぞ。向こうでも習ってたよな?』 あれ?流した?……まぁいいか。
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