第四話

7/7
前へ
/77ページ
次へ
細身のジーンズに春物ジャケットを羽織った亮の後ろ姿、カッコイイなぁ~。これじゃ、女の子達ほっとかないでしょ。モテそう……羨ましい!こっちは彼氏いた事もないんだぞ! 色々考えてる内に駐車場に着いた。 そのあと、 まずは学校に寄って登録して学生証を貰って、クラス分けの簡単なテストを受けた。どうやらかなり成績が良かったらしく、一番レベルの高いAクラスに入る事になった。来週から新学期、ワクワクしてきた。 学校の場所は亮のマンションから駅二つ。電車の乗り方も教えて貰った。 学校を出てからは、簡単に昼食を済まし、東京見物。夕食はちょっと遠かったけど、亮の実家でごちそうになった。 おじさんもおばさんも優しい方で、いつでも遊びにこいと言われた。最後には亮をよろしくって言われたが、イマイチ理解できないまま、はい!と答えちゃった。 亮は何か拗ねってたけど? よくわからん! とにかく長い一日が終わった。明日から新学期まで約一週間は近所の探索と、今日貰ってきた教科書で勉強だ。 亮は夜の8時まで仕事だし、退屈になりそうだね。
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加