第一話

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そしてついにその日が来た。が 「やばっ、寝過ごした!」 間に合うかな、間に合ってくれぇ~、頼むっ! 途中何度かヒヤヒヤしながら、何とか空港に着いた。 写真を掴んで、ハァハアいいながらビルに飛び込んていった。 すでに飛行機は着いてるはずだからとりあえずキョロキョロ周りを見渡す。 一カ所に凄く視線を感じて、目をやると 無表情だけど、鋭い目つきでこっちを見つめてる女が一人。 身長は160弱ぐらい?俺が180だから、多分それぐらい。 真っ黒なストレートのロングヘアー、シンプルなクリーム色のワンピースにハーフコート、でかいスーツケースを横に立たせてじっとこっちを見てる。うん、如何にも清純なお嬢様って感じだ。そして気難しいそう。 ちらっと手に持ってる写真に目をやって、一度確認をする。 顔は似てる。たが随分雰囲気違くないか? はぁ…なんか前途多難な予感。
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