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そんなことを思いながら、俺は一段一段階段を登っていく。
登っている間にも罠があるんじゃないかと警戒したが、何事もなく四階に着いてしまった。
四階は三階までと違って、一般住宅のリビング位の広さの部屋だ。
床は一階ほどではないが、結構ぼろい。
狭い部屋のせいなのか、柱が一本もない。
普通の家と変わってるのは、縦の幅が異常なくらい長いくらいだ。
「やっと来たな・・・・」
!?
どこからだ!?
「誰だ!? 」
気配を全く感じなかったことに、焦りを感じる。
「フン・・・・。俺の気配も感じられないのか」
そう声が聞こえた瞬間、俺の前方二メートルくらいの場所に、長身細身、黒髪のロン毛で顔立ちが整ってる・・・・要するにイケメンが現れた。
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