~序章~

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私の教室は二階の1-D コツン、コツンとコンクリートで、造られている校舎に私の足音が聞こえる。 ガララッ… 教室のドアを開く、予想してたように、中に誰もいなかった。 私の席は右端の窓側、何もない教室だけど、席から見える窓の景色だけはお気に入りだった。 席に着いたが、困ったことに何もすることがない。 時計を見たが授業の時間まで、まだまだある。 仕方なくカバンの中から、一冊の本を取り出した。 丁寧に折られている、ブックカバーの中身は推理小説だったと思う。 母親がこのような類いが好きなので、家に溢れかえっている一つを拝借した。
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