~序章~

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「ほら~そんなイヤホン取って取って~」 優が無造作に私の耳触れて、イヤホンを取り外した 「……何か用。」 「何か用じゃないでしょ、おはようっ言ったら」 「……おはよう」 そう言ったら、元気で明るい笑顔を見せてくれた。 「まったく茜ったら朝から辛気臭い顔ね~。」 そう言ってまた私に話してくる。 最初の頃は、クラスのみんなは、不思議そうに見てきたが、もうそんな事は無くなった。 「こら~ちゃんと話し聞いてる茜?」 「…もうすぐチャイム鳴るから席について。」 とっ言ったとたんに、機械的な音が響いた。 「はぁ~じゃあまた、あとでね茜。」 私は首だけを縦に振った
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