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―赤side。
紫｢38度2分｣
赤｢ごほっ…ごほっ｣
すばるです。
どーやら風邪ひいてしもうたみたい…
紫｢せやからちゃんと手洗いうがいしぃって言ったやろ?｣
この口うるさいのが俺の彼氏。
優しいんやけど、おかんみたいでちょっとやだ…
紫｢今日は黙って寝とき
なんか欲しいもんある?｣
赤｢なんもないー｣
紫｢そう?
じゃあ氷枕持ってくるから、待っとき｣
赤｢はーい｣
なんもないなんて嘘やで
ほんまは欲しいもんある
けど、今は無理やんね?
赤｢ひなー｣
いつも呼んでる名前。
ひなって感じやないのに…(笑
紫｢なんやー?｣
氷枕を持ったひなが寝室に来る。
赤｢欲しいもん、あった｣
今日は素直に言ってみよう。
紫｢なんよ?｣
赤｢好きってゆうて、キスして?｣
たぶん俺の顔は真っ赤。
恥ずかしいわぁ…
紫｢ええよ?｣
案外あっさり承諾してくれた。
紫｢好きやで、すばる｣
‥ちゅっ
風邪をひいた日のキスはどこか心地よくて、ふわふわした感じ。
紫｢これでええか?｣
赤｢じゅーぶんやっ
ありがとう♪｣
風邪うつったらごめんな
信五…
end
―
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