始まり

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今日は帰りが早く12時には下校だった。 明「菜々子帰ろー♪」 菜「うん。」 下駄箱まで来たとき、 グイッ 純「ちょっと来い」 藤岡純也があたしの腕を掴み、外へ歩きだした。 菜「ちょっと!何すんのよっ」 純「黙ってついてくればいい!あ、あんた…石田だっけ?こいつ借りるから」 明「あ…はい。」 あっさりOKしてしまった明里。菜「何言ってんのよ!明里っ」 純「どうも。行くぞっ」 再び歩きだした。 どこ行くつもりなのよ……。 あたしは藤岡純也の背中を睨みながら黙って歩いた。
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