始まり

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チャイムと同時にあたしは明里の席へ走った。 明「菜々子どーした??」 菜「明里どーしよ…藤岡純也と隣の席になっちゃったよ~」 明「純也君?別にいーじゃ…あっ!菜々子嫌いなんだっけ??」 菜「嫌い!!!」 あたしがなぜここまで藤岡純也を嫌うのかと言うと、 藤岡純也はイケメンでスポーツ万能おまけに勉強もそこそこ出来る。そこまでならあたしも憧れてしまう人間だろう。 だけど、この藤岡純也は相当な性格をしている。 1年の頃、告白した女の子に対し、てめえなんか誰も好きになんねえよと答え、その子をすごく悲しませた。その他にも人の嫌がる事を友達と楽しんでやっていた。あたしはその現場を目撃した。 その日から、最低最悪リストに藤岡純也が入った。
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