💍ラスト エピソード

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亜矢は何も言わず、私を見守っていてくれる。 「亜矢、私、産みたい。 修司さんの赤ちゃん、産んでもいいかな?」 「雛子…。 取りあえず、修司さんにも相談しなきゃね。」 私は首を大きく横に振った。 「今、修司さんは離婚の事で手一杯なの。 私が妊娠したと知ったら、焦らせる事になる。 そんなのは、絶対に嫌なの。」 「でも…。」 「私、もし修司さんと一緒になれなくても一人でも産むから。 もう、決めたの。」 「……わかった。 でも雛子、これだけは約束して。 困った時は、私に相談するって。」 「うん、約束する。 ありがとう、亜矢。」
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