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それでも変わらず朝は来る。
「また生きてしまった」
朝が来ないことを願いながら眠りにつき、目が覚めると絶望するという毎日・・・
こんな生き地獄辛すぎる
狭くて真っ暗な部屋に丸くなるものだから体中が痛くてたまらない。
1つ壁を挟んだあの向こうでは家族の笑い声が聞こえてくる。
私は自ら距離を置いていた。
私がいると空気も重く濁ってしまうから・・・
「おはよう。起きた?」
母が起こしに来た。
「・・・・。」
私は寝たふりをした。
学校・・・行きたくないな
醜い姿見られたくない
こんな豚を見たら、みんなの目に毒だし
この姿を晒すくらいなら消えてしまいたい・・・
過食する度思った
そして弱い私はその度休んだ。
休みたくてたまらなかったが、はやり良心は痛くてたまらなかった。
あたし何やってるんだか・・・
喰って泣いて寝て休んで
これじゃあただの怠け者じゃないか
過食したなら動けよ
いつまでも落ち込んでるなよ
食べちゃったもんはしょうがないじゃん
それなら学校行って動き回った方がずっと燃焼するでしょ?
分かってる
分かってる
分かってるよそんなこと
でも怖いんだよ外が。
私は一気に世界から嫌われて、1人ぼっちになってしまったような、そんな感情になった。
被害妄想もいいとこだった。
そしてますます自分が嫌いになっていった。
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