序章 貴族の見栄
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『ない!?ないわけがないだろ私の息子に!!』 叫び声が聞こえる。それは息子の覚醒の儀を参観しに来た壮年の男からだ。 その容姿は頭がかなりきていて波平にそっくり。ないのはお前の髪である。 『落ち着くんじゃヒロフミ…残念だがお前の息子に魔力は…ヨヨヨ』 そう言って泣き崩れるクソババア。こいつもひどい容姿だ。まるきり砂かけババアである。
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