プロローグ

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県道から聞こえるクラクションと蒸し暑さで目が覚め時計を見ると昼の12時。 ベットから降りソファーに腰掛けメンソールの煙草に火をつける。(まだ五月だってのに暑すぎるだろッ夏はどーなっちまぁんだ?) 吸い殻の溜まった灰皿が三つ置いてあるテーブルから携帯と単車のキーを取る。 木造アパートの二階に俺は母親と二人暮らし(父親?見た事ねぇな) スウェットのままアパートの階段を降りるとすぐ駐輪場があるその中で一際目立つCBX怒涛の36回ローンで手に入れたのは去年の暮れだ。 単車のマフラーにサイレンサーをねじ込みボルトをしめる、キーを差し込みセル一発! ゆっくり一つギアを落とし県道に向かい走りだす。
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