第1章過去の話

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「あれここは私の部屋?」 記憶が錯乱する え~とたしか 旅に出て 金とご飯がなくなって それで・・・ 川に落ちて・・・ そのあとどうしたんだろ? あ・・・ 「魔術が使えるようになったんだ」 なぜかこれだけは覚えてる 他の事は覚えてない私はどうやって帰ったの? そんなことをしばらく考えてると 「綾乃(あやの)お嬢様お気づきになられましたか?」 扉のあく音と共に私の育ての親の声がした 親が私たちを見放してから私たちを今まで育ててくれたこの人は・・・ 「今、起きたわフランさん」  
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