もう一度……。

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『…………全部、思い出しちゃったから。』 そう。思い出した。 私があの電車に乗って、玲志とのデートにウキウキしていた時、突然、ぐらついて…………そのまま………。 私は………そこまでで、思い出すのをやめた。 『玲志………。ありがとう。私が死んでたの知ってて、デートに付き合ってくれたんでしょう?』 私がふっと笑って、そう言った。
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