もう一度……。

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私たちが通った電気屋のテレビから凄く信じられない事だった。 それは、無機質なテレビから淡々に話すキャスターの声。 「今朝、〇〇線の電車が激しく脱線し………」 ………〇〇線の電車が脱線。 私は復唱するように、心の中で呟く。 「生存者はいません。」 私は………キャスターのその声に、頭が真っ白になった。 〇〇線の電車は確か、私が朝、乗った電車。 …………が脱線したって事は………
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