死後の世界

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死後の世界

大きな爆発音と共にたしかに、啓太の体は炎に包まれて焼かれた。 炎の中で、啓太は一瞬にして体中を走る激しい痛みと肉がとろける程の熱を感じた。 間違いのない感覚、たしかに死んだ感触があった。 脳が五体、全ての臓器、そして啓太の体の隅々までに命令、指令を出す。死んだのだと――。
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