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クラスメイト全員に別れを告げ、啓太は近くの駐車場に止めていた、自分の車に乗り込んだ。
その時、ガソリンタンクの下に、火が消えていないタバコとガソリンタンクに亀裂が入っている事に、啓太は全く気付いていなかった。
そんな事を知らずに、啓太は車のエンジンキーを回した。すると、ガソリンタンクの亀裂からガソリンが一滴、零れた。
タバコが燃え上がり、ガソリンタンクに引火。大きな爆発音と共に車は炎上した。
黒い煙りがもくもくと上がる中、クラスメイトはすぐさま現場に駆け付ける。
「そんな……啓太、啓太ぁぁ!」
黒い煙りがもくもくと上がる中、クラスメイト全員は泣き叫んだ。
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