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「あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙あ゙!!!」
絶叫。
痛みに絶えられずあげられる声。
苦痛に歪んだ顔。
涙は…流していない。
ベルの歪んだ顔は可愛いから好き。泣いてくれたら、もっと可愛いのに……
「あっれー?上手く剥ぐ事出来ないなー。ベル、ちゃんと手入れしてる?」
剥ぐ事が出来ないのは当たり前。元々刃じゃないんだから。
そんな事はどうでもいいけど。
「あ゙っ、ゔあ゙あ゙ぁ゙ぁ゙!!」
「五月蝿いな~、黙れないの?」
そう冷たく言い放てば、
「…んゔっ、ゔぅ」
自分の腕を噛んで声を抑える。
「ん、いい子」
そう言って頭を撫でてやるけど、皮膚を剥ぐ手は止めない。
「ゔぅっ、ふっ…ゔあ゙っ…」
「フフ…真っ赤で綺麗だよ……ベルの背中」
剥いだ場所を撫でてやる。
そうするとべったり、真っ赤な血が手につく。
舐めてみる。鉄の味。
「ベル、舐めて?」
手の平をベルに突き出す。
そうしたらベルは丁寧に舐めていって、
ああ、変な気、起きてきた。
「ねぇベル、久し振りに抱いてあげよっか?」
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