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「うお重ッ!!?Σ」
「うおと重が繋がってるよ、前田の旦那」
前田さんの反応に猿飛さんは、少し笑いながらそう言った。
それに前田さんは少しだけ顔を赤くして何か猿飛さんに言っていると
「あれっ?そういえばお前…なんで此処に居んだっけ?」
長曽我部さんが人の機械を弄りながら、気が付いたように言った。
いや、それ一応俺のだからね。人のだからね。アンタのじゃないからね。
………。
また買いに行くか…。
壊れていく機械を横目に俺は財布を見て、トホホと涙目になった。
「えっ?俺、さっきから此処に居たけど」
皆の視線を浴びながら前田さんは言った。
「いや、だから何で働いてない前田の旦那が此処に居んのって話」
猿飛さんは長曽我部さんの言いたい事が理解したのか続けて理解のしていない様子の前田さんに言った。
「えっ?えっ?だから、俺 お客さんと一緒に追い出されなかったからてっきり居ていいのかと…」
「あっ、忘れてた」
ガァーーン!!?
伊達さんのその一言で前田さんは固まった。と同時に手から持っていた重りがずり落ちる。
そして……
「いったぁぁぁーーーー!!?」
見事、右足に直撃した。
因みに重さはどれくらいかと言うと軽く60㎏ぐらいはある。
そう、人一人の体重ぐらいはある重さ。
流石に服もこの重さには耐えられなかったみたいで、特注品を作ってもらった。
「アハハハッ」
それを見た伊達さんは大笑いをし出した。
とそれを引き金にか周りも笑い出す。
トントン
誰かが肩を叩いたと思うと小さな紙が俺に手渡された。
「ん?何々…」
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│賑やかで │
│みんな楽しそうだね│
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│ │
│ 風魔 │
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