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健哉は医者の診察を受けていた。
医者が何かを喋っていたが健哉は正直それどころでは無かった。実際健哉は医者が喋っていた事は全く頭に入っていなかったが医者の言葉で現実に戻された。
医者「もう大丈夫ですね。3日後には退院出来るでしょう」
健哉「あ、はい」
健哉はもう退院出来る事に関しては素直に喜んだが心の中では能力の事を告げられるのでは無いかと不安で仕方無かった。
健哉「じゃあ、もう病室に戻っても良いですか?」
実際健哉の心の中は不安と好奇心が入り交じっていたが不安が勝り早く病室に戻りたかった。
医者「ちょっと待ってください」
『ガチャ』
医者が健哉の前に素早く回り込み、診察室の鍵を閉めた。
健哉は自分の心臓の鼓動が速くなるのと同時に背中がゾッとするのを感じた。
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