第1章 護るために!!

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第1王子アレクシオンは相次いで亡くなった、2人の異母妹の死の原因を突き止めるため、密かに動いていた。 「アレク様、調べて参りました。やはりお亡くなりになる数日前までに、ターナ妃が密かにお2人とお会いしていた事を突き止めました。」 アレクの部屋で側近のゼータはそう言った。アレクは驚く事無く、1度目を閉じた。そして 「やはりアドルを王位につかせるためが・・・。」 ティアシア王国は正妃の産んだ御子が王子・王女を問わす王位を継ぐ事になっており、第1位王位継承権のアレクに続き、第1王女アリシア、第2王女アーティア、第3王女アミダとなり、その後前王の孫に移る為側室の子第2回王子アドルには王位継承権はない、ただし王妃が産んだ御子が全て亡くなれば、継承権はアドルのものとなる。ターナ妃は気性の激しくその美しさうえ村娘でありながら、5大貴族の1つ、ドリアン公爵の養女となり側室としてあがったのだ。そのためか昔からよく王妃達の産んだ御子を嫌っており、会話を交わす事はあまりなかった。アレクはターナ妃を昔から警戒しており、実妹アリシアに警戒をするようにいつも言っていた。そのためか、ターナ妃が最初にねらったのはアリシアではなく、まだ10歳のアーティアとアミダだった。
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