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眠気を誘う日差し。
美しい桜並木。そして舞い散る桜の花びら。
私にとってはバイクが楽しい季節。
だけれど……
そんな状況で、私は学校の生活指導室で正座させられ、鉄人こと、西村センセから説教と言う名の指導を受ける羽目に。
「教師をやって長いが、遅刻のうえにパトカーと一緒に校門まで来た人間を俺は知らん。なあ緋月(あけつき)。」
どうやら鉄人はかなり怒ってるみたいだ。
「そうですか。私は遅刻自体はしていませんよ?」
とりあえず弁明はしておく。
「……なら、もういい。書類を取ってくるからそこで待っていろ」
こめかみを押さえそう言い残し鉄人は指導室を後にする。
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