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海歌町に引っ越してきて、今日からこっちの学校、初めての登校。
この町は海が綺麗で、夏でも人があまり来ない、家からも、学校からも、もちろん、今歩いてる通学路からでも海が見える、見飽きちゃいそうに感じて、いつ見ても心洗われる、見つめているだけでなんとなく波に掠われそうだ
凪「ん?」
凪はふと足を止めた。砂浜に座ってる女の子がいたのが目に入った
女の子は凪と同じ学校の制服を着ていて、何処か不思議な目をして海を眺めていた
凪(何してるんだろ?)
凪は砂浜に降りる階段を見つけその女の子に近付いた
凪「😃あの…」
女の子「😵うわぁ!」
いきなり声をかけたからだろう、女の子はビックリして声をあげてしまった。
女の子「😖な…、何?誰…?」
まだ女の子は心臓がおさまって無い様で、ギクシャクとした言葉を投げ付けた
凪「😓あぁ、ごめん、俺、今日から海陽学園に転校なんだけど、😃君、海陽学園の生徒だよね?」
女の子は落ち着いたのか、少し呼吸を整えて答えた
女の子「😃うん、そうだよ、転校生なんだ。君は何年生?私は2年生だけど」
凪「😃俺も2年だよ」
女の子「😃そうなんだ!じゃあ一緒のクラスになれるといいね、😃あっ私、間宮実華、君は?」
凪「😃俺は笹谷 凪っていうんだ」
実華「😃凪っていうんだ?😃よろしくね」
そう言うと実華は右手を差し出した。
凪も手を出し実華と握手した。
凪「😃よろしく間宮さん」
実華「😠実華って呼んで、私も凪って呼ぶから」
初めて会ったばかりの女の子を名前で呼ぶのは気が引けるが、そう呼ばなきゃ怒りそうだ
凪「😓わかった」
実華「😃どうせだから、一緒行こう😃」
可愛い女の子と歩くのは、ちょっと恥ずかしくて遠慮したくなったが、断る理由もない
凪「😃そうだな」
凪は適当な言葉を見つけ二人で歩き始めた
―――――
凪「😃そういえば、さっきあんなとこ座って何してたの?」
疑問に思ってた事を聞いてみた。
実華「😃歌を聴きたかったの」
凪「😃?歌?」
実華の言ってる事が、凪にはよく分からなかった。
実華「😃そう、この町はね、海が歌を歌うって伝承があるの😃」
凪「😃波の音がそう聞こえるって事?」
凪がそう聞くと、実華は首を横に振った
実華「😓分からない、だから朝からいたんだけど」
凪「😃朝から?」
実華「😃うん、五時ぐらいから」
凪「😃早起きだな」
実華「😃そんなことないよ、ほら、あれが学校だよ」
実華の指先に白い校舎が見えた
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