第1章~打ち抜く…止めてみろ!~

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困った……他の生徒に迷子になったなんて到底言えないし…… ??「そこのキミ!どうしたんだい?」 可憐「迷子になりましゅた………って、あっ!!」 普通に知らない人に迷子発言してしまった… ??「ほう…迷子ね…うん、この生徒会長城下街晦日様におまかせあれ!」 可憐「せ…生徒会長!?」 大層な方に助けてもらったんだな俺… 晦日「キミ?名前は?」 可憐「幸信可憐です」 晦日「可憐ちゃんね!私の事は気軽に晦日でいいわ。よろしくね!」 可憐「はい!こちらこそよろしくお願いします!」 最初に出会った女性が生徒会長とは… 可憐「晦日さんはここで何をしていたんですか?」 晦日「私かい?私は今から生徒会室に向かう途中だったんだ。そしたら迷える美少女センサーに反応があって、ここに来たわけさ。」 便利なセンサーだな。 晦日「そうだ!可憐ちゃんも生徒会室に来るかい?」 可憐「え?いいんですか?」 晦日「いいよいいよ質素な所だけどね」 可憐「じゃあ、お言葉に甘えさせて頂きます。」 それから歩く事一分弱 可憐「………これが質素ね…………」 生徒会室の床には赤いカーペット、壁は磨きあげられたように艶々(つやつや)していて、トドメと言わんばかりに天井にあるシャンデリア。 ……ここは本当に学校内施設なのか?中学の時の校長室より立派だぞ
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