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可憐「ただいま~」
母「お帰りなさい可憐ちゃん。」
俺は靴を脱ぎ、リビングへ向かった。
母「可憐ちゃん?帰ってくるのが少し遅かったわよね?どしてかな?」
可憐「奇抜な先輩とお知り合いになったからでありますよ」
母「奇抜な先輩?」
可憐「又の名を城下街晦日」
母「きしまちみそか?…………ああ、生徒会長さんね。」
可憐「母さん知ってんの?」
母「ええ。あのツインテールの娘でしょ?」
可憐「ああ、そうだが。」
母「あの娘結構有名よ。『山中高校の生徒会の救世主』という肩書きを持っていたはずよ。」
そんな大層な人が右と左もわからんのか。
母「まあ、良いわ。昼御飯にしましょう昼御飯~♪」
母さんが陽気にキッチンへ向かっていった。
全く、いい歳して鼻歌歌いながら料理するかね?
昼食後…
可憐「ふぁぁぁぁ……眠い!よし!寝よう!お休み!」
母「え?ああ、はいお休み」
可憐「スー……スー……」
目が覚めたのは夕方、ご飯の時間ですよな時間だった。
その後、夕飯をササッと食べ、家の屋上から夜空を見上げていた。
可憐「星が綺麗だな…明日も晴れかな?」
俺は寝転んでいた体勢から起き上がりあぐらをかいた。
ここからはこの山中村と隣の町の境目になっている山中山が見える。見えると言っても暗いので形は分かる程度だが。
可憐「……へくちっ!」
だんだん体が冷えてきた。早く中に入ろう。授業初日から風邪で欠席は出来んからな。
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