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可憐「ううっ……寒い」
春になるとは言え、まだまだ寒い。特に夜はこたえるな。
可憐「明日は入学式だし、とっとと帰るか。」
独り言を呟きながら、ゆっくりと足を進め、家に向かった。
明日からは高校生だ。今までなかった新しい何かに出会えるに違いない。っていうか出会って欲しい。
可憐「今日は星空が綺麗だな……明日は晴れてくれよ!」
声高々に言ってしまった。
絶対近所迷惑だな……
自重します。もうしません。
可憐「すいませんでしたあぁぁ!!」
……この先どうしよう……絶対馬鹿だ。勿論、自分に言っているんだ。
全く、なんで自分はこんなに不甲斐な奴なんだ?だいたい、若き頃の自分を見てみ…
ゴンッ!!
可憐「っおぉぉぉ!」
自分の家のドアに頭ぶつけてしまった……
先が思いやられるな……
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