第一章 出会い    幸せの予感

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そう振られて私は素に戻った。 『あ…ゴメン💧お店の印象の方がイィと思ってそれっぽい服着てきた💦あと、どこ行くか考えてなくて…』 焦りを見せた私に裕也は気にする様子もなく 『そうか~じゃぁ今度は普段の私服、見せてね🎵 決まってないならDisney行かない?✨』 と少年の様な笑顔のまま私にフォローと提案をしてくれた。 今まで私はモテなかった訳ではない。 歳相応に彼氏もいた。デートの数なんて誰としたかも覚えてない。 キャバ嬢だって『そこそこ』の指名は取れていた。 でも同伴もアフターもしない私には接触した男で歳上と言っても学校内、すなわち1~2歳、紹介で大学生と、それでも3~4歳上な人としかデートをしてなかった。 裕也と私は5歳差しかも裕也は早生まれで実質6学年上だった。 小学生なら6年と1年。 デートの主導権は完全に握られていた。 エスコートの出来る大人の男。 私の中で更に裕也は株を上げ、裕也も満更でもなさそうで付き合うのも時間の問題だと思った。
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