9896人が本棚に入れています
本棚に追加
「あ!クロネコ君!」
少女は俺を見付けるとニコっと笑いかけてくれた。
また、飯を貰いにきたぞ。
「はいはい、ご飯だよね?はい、どうぞ。」
そう言って少女は飯を置いてくれた。
俺は少女が置いてくれた皿に向かって歩いて行きき飯を食べ始めた。
「クロネコ君?街はどんな感じだった?」
キラキラしてたな。
「そっか。」
そうだ。
「………クロネコ君、手術の日が決まったよ。」
良かったな。
「12月24日。」
つまりいつだ?
「10日くらい後。」
そうか、頑張れよ。
「うん、ありがとう。」
少女は、まだ不安なのだろう遠くを見て声も虚ろだ。
………しょうがないだろうな。
10日か……。
それまでに、何か元気付ける方法を探さなきゃな。
最初のコメントを投稿しよう!