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「こんにちは。」 扉から入ってきた女の子は果物が入ったカゴを持っていた。 たぶん見舞いの品だろう。 「本当に来てくれたんだね。」 少女は嬉しそうにニコリと笑った。 「はい、来ちゃいました。 ご迷惑でしたか?」 「ううん、凄く嬉しいよ。」 その言葉を聞いて女の子は安心したのか緊張気味で、あった顔を緩め、笑顔になった。 「そういえば、今日はクロネコさんは、いないんですか?」 「実は内緒だけどコッソリと部屋に入れてるんだ。」 その言葉を聞いた俺は女の子から俺が見える位置へ移動し「にゃ~」と、鳴いた。  
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