9895人が本棚に入れています
本棚に追加
/150ページ
「こんにちは。」
扉から入ってきた女の子は果物が入ったカゴを持っていた。
たぶん見舞いの品だろう。
「本当に来てくれたんだね。」
少女は嬉しそうにニコリと笑った。
「はい、来ちゃいました。
ご迷惑でしたか?」
「ううん、凄く嬉しいよ。」
その言葉を聞いて女の子は安心したのか緊張気味で、あった顔を緩め、笑顔になった。
「そういえば、今日はクロネコさんは、いないんですか?」
「実は内緒だけどコッソリと部屋に入れてるんだ。」
その言葉を聞いた俺は女の子から俺が見える位置へ移動し「にゃ~」と、鳴いた。
最初のコメントを投稿しよう!