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(暖め合いましょう)
そろそろ朝の冷え込みが酷くなってきました。
人一倍寒がりな僕は当然寒さ対策をしなくてはなりません。
え?どうするかって?決まってるじゃないですか。
温まるには運動をするか湯たんぽを抱くかどちらかが最適です。
当然、僕が選ぶのは。
『はなっ‥離せ、変態!』
うーん、どちらも捨て難い。
だってどちらを選んでも僕は損をしないのですからね。寧ろ心が満たされます。
腕の中でジタバタと暴れる可愛らしい少女の首筋に頭を近づけ、チュッとリップ音を鳴らしキスを落とす。
すると一瞬少女は動きを止めたが、首だけ後ろを振り向いたかと思えば物凄い形相でこちらを睨んでいる。
でも、頬が赤らんでしまっていますから。内心、喜んでるんじゃないですか?
「ね、どちらが良いですか?」
『は‥‥?』
「選ばせて差し上げます」
フッと耳元に息を吹きかけ、優しく微笑む。
後ろから腰に回した腕に力を込め、逃がさないようにしっかりと彼女を捉えて。
「ヤるのと、一日中僕とくっついてるの、どちらが良いですか?」
『骸、今日でさよならしようか』
「クフフ、逃がしませんよ」
『なっ‥‥』
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