我等の名

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『目を開けろ、シオン』 シオン「……ん?」 シオンは目を開く。 そこは、流魂街ではなかった。 あっちこっちにお寺のような鳥居があり、シオンの周りは、日本庭園によくある玉砂利やら岩やらがあった。 シオン「え……ここ、どこ?」 『こっちだ』 シオンは、声のした方を見る。そこには、 シオン「あ……あ…」 そこには、巨大な黒い龍がいた。 シオン「キャアアア‼食べられるー‼」 『⁉』 シオンはダッシュで逃げ出す。だが、あっさり龍の手に捕まる。 シオン「イヤアアア‼離してー‼」 『落ち着け❗話を聞け❗』 黒龍が顔を近付けてくる。 シオン「ヒイイイ❗」 『だから、話を…』 『あなたの顔が恐いからその子、怖がってるのよ』 シオン「え?」 シオンは声のする方を向いた。 そこには、白い龍がいた。 『何だと?』 『だって、そうじゃない。ごめんね、シオン』 『貴様とて似たようなもんだろ』 『何ですって?』 『やるか』 シオン「あ、あの~」 『『何だ(何よ)‼』』 シオン「痛いんだけど」 『む、すまない』 黒龍がシオンを降ろした。 シオン「えっと、あなた達は何なの?、ここはどこ?」 『ここは、シオン、貴様の魂の奥底にある世界だ。そして、私は×××だ』 『私は×××よ』 シオン「え?(今…声が聞こえなかった)」 『どうやら、まだ覚醒めてないようだな』 『そうね』 シオン「なんで僕がここに来たの?おばあちゃんや龍平さんは?」
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