770人が本棚に入れています
本棚に追加
シオンの両手に、白と黒の篭手が着き、右手の刀は長く白い。鍔の部分には、龍の頭が付いている。左手は右手の刀は形は同じ。違うのは色が黒いとこだけである。
メノスは口の部分に赤い光を溜め始める。
日輪『シオン、私達にありったけの霊圧を込めて、力を放って‼』
シオン「え?どうやって?」
月詠『私達に集中しろ』
シオン「分かった。やってみる‼」
シオンは、刀に意識を集中する。すると、体から力が湧き上がってくる。
シオン「ハアアアア‼」
2つの斬魄刀はそれぞれ白と黒の光に輝きだす。
日・月『今だ‼』
シオン「いけえぇぇぇ‼」
シオンは刀を地面に擦りつけながら刀を振るう。斬撃から黒い焔と白い焔が現れ、混ざり、龍の姿になってメノスに向かう。
それと同時にメノスも口から虚閃(セロ)を放つ。
2つの力が衝突して、爆発と強い光が出る。
シオン「キャッ‼」
強い光で、シオンは目を塞ぐ。
しばらくして、光が収まると、シオンは目を開ける。
そこには、胸から上が消滅し、徐々に消えていくメノスがいた。
シオン「勝った………ヤッター‼……あれ?」
喜ぶのもつかの間、シオンはまるで糸でも切れたかのように倒れる。
シオン「あ、あれ?体に力が入らない。何で?」
どうやら、力を使い過ぎて、倒れたようだ。
虚「ゴオオオ‼」
シオン「❗」
目の前に虚が現れた。まだ生き残りがいたらしい。
シオン(嘘、まだ残ってたの⁉)
虚はドンドン近付いてくる。
シオン(クソっ動いて、早くしないと)
虚「ウマソウナ魂ダナ、小娘」
シオン(早く、動け❗動けよ❗)
虚「喰ワシテモラウゾ‼」
虚が口を開け、襲い掛かった。
最初のコメントを投稿しよう!