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しばらくして順番が回ってきた。
そこには先程の男と同じ黒い着物を着た髭の男がいた。彼は事務職していた。
?「えーと、君は……西流魂街一地区「潤林安」だ」
シオン「潤林安?」
?「そうだ、あー君、この子に案内してやれ」
男は近くにいた女性にそう言う。彼女も黒い着物を着ていた。
?「は、はい。お嬢ちゃん、こっちよ、付いて来て」
シオン「うん」
シオンは彼女に付いて行った。
?「ここよ」
そこは江戸時代のような木造建築の家が多い街だった。
?「はい、ここがあなたが住む住所よ。それじゃまたね」
女性は地図が描かれた紙を手渡すと帰って行った。シオンは地図を見る。
シオン「えーと、ここに行けばいいのかな?」
シオンは地図に描かれた場所に向かった。
シオン「ここでいいのかな?」
なんとか、地図に描かれた住所に着く。
シオン「よしっ」
シオンは扉を開けた。
そこには、老婆と体格の良い男がいた。
?「ん?誰だよ。お前?」
?「おや、可愛らしいお嬢ちゃんだね~」
シオン「あの、おばあちゃん達、誰?」
シオンは尋ねる。
?「俺は、下田龍平だ。こっちは宮野さんだ。で、お前は?」
シオン「僕は神崎シオンです。ここに住めって言われて来たんです…。」
下田「ああ、なるほどな」
下田は納得する。
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