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3ヶ月が経過した。
シオンは、流魂街の生活に慣れていた。最初の頃は戸惑っていたが、下田が優しく教えてくれた。今は、朝から下田と下田の友人達と魚を捕っていた。
シオン「よし、捕まえた‼龍平さん、捕まえたよ😃」
シオンが嬉しそうに捕まえた魚を見せる。
下田「おう。よし、籠に入れろ」
シオン「うん」
それから夕方になるまでシオン達は頑張った。
下田「よし、帰るか」
シオン「うん」
下田「じゃ、またな」
友達A「ああ、またな龍平」
友達B「シオンちゃんもまたね」
シオン「うん、バイバイ」
2人は友人達と別れた。
シオン「いっぱい採れたね🎵」
下田「ああ、大漁だ。こりゃ、しばらくは食いもんに困らねえな」
シオン「そうだね😃」
2人は笑いながら、家に戻る。しかし、この時、あんな事件が起こるとは、シオンは知る由なかった。
夕食を食べて、今日あったことを楽しそうに宮野に話していた。
シオン「--それでね、龍平さんが足を滑らして、大物を逃がしちゃったんだよ」
宮野「おや、そんな事があったのかい?」
下田「ま、まあな。あれは川の主かもしれないな」
シオン「え⁉そうなの?」
穏やかな団欒であった。シオンと下田達はまるで、本当の家族のようである。
しばらくすると外が騒がしくなった。
シオン「あれ、外が騒がしいね」
宮野「確かにそうだね。何かあったのかのう?」
すると、乱暴に扉が開かれ、隣に住む人が慌てて入ってきた。
「龍平、宮野さん、シオンちゃん❗早く此処を出て逃げろ‼虚が、虚が現れたっ‼」
三人「‼」
三人は驚く。
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