★カッパ

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「チッ…まったく…」     数学の先生は舌を鳴らして、黒板と向かいあった。     「ほら~ カッパのせーで亀に怒られたじゃん!」   亀とは数学の教師。 まぁ、うちのクラスの担任です。 鈍いので亀とあだ名がつきました。     「何であたしのせーな訳? 裕也もいけないんじゃん!」   「あぁ?」     ビクッ…     裕也があたしを睨み付けた。     「なんだその態度は。」     「べ…別に…」   目をそらす、あたし。     「カッパ。 お前このあと残れ。 話しがある。」
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